はじめまして。
衛星TVの番組を見ていたら、CMで『モルダウ』が流れてきたので思い出しまし
た。小学校の時にこの曲をされたのですか?早い!!と思いました。
(僕のところでは中学校の卒業式で歌う歌だった)
最近、旅番組でプラハがたびたび取り上げられたりしていて、日本人はチェコが好きなんだろうか?と思うことがよくあります。旅行会社の出しているツアーのパ
ンフレットでも、コースに『中欧』とつくものには、ウィーンやブダペストと並んで必
ずプラハが訪問都市に入っています。
またチェコの少女合唱団が来日公演をして、『モルダウ』を日本語で歌っている
のをyoutubeで聴いたことがあります。『モルダウ』が日本でも広く知らてているこ
とをご存じだったからこそ、日本語を一生懸命学んで歌ってくれたのだと思いま
す。(広島でも公演をして、被爆者の作った歌を日本語で披露している。ドームの設計者はチェコ人)
そうしてチェコの文化芸術が日本で深く根付いていることには、いくつかの理由があるものと思われます。一つは、冷戦で体制が違っていたために、チェコの政治や経済は日本のモデルにならなかったこと、それで文化や芸術の交流に力がいれられたこと、それから少し矛盾するかもしれませんが、日本もまた地理的にソ連と接しているがゆえに『プラハの春』といわれる民主化運動が“戦車でつぶされた”ことは日本人にとっても他人事ではなかったという背景もあると思います。