ご無沙汰してます、たび猫です。東京ではここ数日やっと涼しくなり、ほっとしています。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
先日、私が登録しているスーパーナースと、東大病院が共同開発した『Re-ナースプラン』という講習のための説明会に出席するため、東大病院まで行ってきました。
この『Re−ナースプラン』というのは、しばらく現場を離れていた看護師が再就職するのを援助するためのもので、臨床を離れ、ブランクがあり現場に戻りたくても怖くて戻れないというナースにとっては耳寄りな情報だと思いました。今回はこの講習に関する説明会で、実際の講習は9月に行われます。
この講習、資料を見ましたら、医療界・看護界の動向、安全対策・感染対策からはじまって、救命処置や挿管介助の演習などの技術的なもの、それに講習を行ってくれる東大病院のICUやオペ室見学(10日間コースのみ)など、その他にもかなり中身の濃い内容になっていて、長年臨床を離れ現場の感覚を忘れてしまった人にとってもありがたい内容ではないかというものでした。
現に私などは臨床を離れてまだ1年ちょっとしかたっていませんが、こんな期間でもやはり臨床に戻るには怖いと思う気持ちがあり、このような講習があれば、精神的にも技術的にも知識的にも、だいぶ違うような気がしました。
『Re-ナースプラン』の内容は、5日間コースと10日間コースがあり、どちらを受けてもいいのですが、目安としては「ある程度の臨床経験があり、離職期間が比較的短い方」は5日間コースがお勧めで、「臨床経験が浅い、離職期間が長い方」は10日間コースがお勧めらしいです。
そしてびっくりしたのは、当初この講座の料金は、5日間コースで7万円、10日間コースで10万円という高額なものだったのですが、このたび文部科学省の社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラムという委託事業になり、料金は5日間コースが900円に、10日間コースでは1800円に値下がりしたのです!その他に保険料やら抗体検査料などがかかってしまうのですが、再就職を真剣に考えて切羽詰っている人にとっては嬉しい話ですよね^^
なんでも、この講座はまず9月に1回目が行われますが、今後も定期的に行っていくということです。この背景には、看護界にとって潜在看護師をどうにか活用したいという切羽詰った思いもあるみたいですね。去年の法改正で看護師の配置基準が変わって、看護師不足がすごいみたいですね。私は現場を離れてのんびり暮らしていたので、どんなに深刻なものかよくわかっていませんでした^^;
それにしても潜在看護師を発掘し、現場に戻れるようにする、ということは、看護界にとっても、そして個人の看護師にとってもお互いメリットのあるものではないでしょうか?働きたいけど技術や知識に不安があり働けない、という人はとても多いような気がします。そのような人たちにとって現場に戻る手助けをしてくれる講座が今後もっと増えていくといいなって思いました。
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